かなり乱暴な起こし方をしてくる、ホテル業界、、、こんなはずじゃなかった、、、
- 紳士がする野蛮な仕事、「ホテルマン」
- 貧乏ホテルマンに転がり込んできた70万円
- ホテルバーテンダー全国大会出場、そして出世の道が、、、
紳士がする野蛮な仕事、「ホテルマン」
高校の卒業アルバムに書いていた夢、「ホテルマンになる!」を実現して、意気揚々とホテルマン生活をスタートさせました。
しかしそこで待ち構えていたものは、1日12時間の労働、さらに2、3時間上司からの説教、深夜に帰宅、4時間くらい寝てまた出勤、というブラック体質。
だけど、お客さんは目の前にいますから、しんどい顔はできません。必死に笑顔をつくります。もしかしたら目の奥は笑っていなかったかもしれません。

ホテルマン、、思ってたのと、、全然ちがう、、、
そう考えない日はありません。 誰かが、「紳士がする野蛮な仕事」なんて言っていたけれども、
「紳士どこにおんねん!野蛮人ばっかりや!」と心の叫びは止みません。
でも、そんな簡単に投げ出すわけにはいきません。高校時代の夢が叶っているわけですから、すごいじゃないですか!
父親は、「とりあえず、何があっても3年は頑張り。」と石の上にも3年理論で迫ってくるわけです。
こういう時にも、就活時代に藁をもすがる思いで読んでいた、自己啓発本達が僕に勇気を与えます。
もう、自分に言い聞かせるしかないです。
ここを乗り越えればいつか楽になる!
いつか自分の力になって返ってくる!
そう信じます。 でも、そんな簡単にストレスがなくなるわけではないので、
休みの日はパチンコとか行ってましたね。だけど壮絶に負けるんですよ、だいたい。
給料安いですから、お金ないのに、さらにお金なくなって。もちろん、親にもお金を借りるわけです。
給料日の翌日には、もう今月使えるお金があと8千円しかない。。。っていう月もありました。
まぁただそれが、背水の陣になってですね。もう仕事しかやることがなくなるんですよ。
ハードな仕事でも、お金ないし、やるしかない!みたいな。やるしかない!っていうより、
仕事以外やることない!お金ないし!みたいな半分やけくそで仕事してたのかもしれませんね。
貧乏ホテルマンに転がり込んできた70万円
そんなスケジュールをこなして、1年半くらいでしょうか。ある、社員の方がついに!労働基準局に、密告したんです!ババンッ!!
そしたらですね、入るわけですよ。監査?が、、まぁその時まだまだ新人だったので、詳しくはわかりませんでしたが。
ある時人事の人に呼ばれて。 「過去の勤務時間を本当はどれくらい?記入していって。」
というので、書いたんですよ。リアルの勤務時間を。 そうすると、未払い分ということで、いきなり70万くらい入ってきました。

な、な、ななじゅうまん?!
そんな感じです。 1ヶ月8千円で過ごさないといけなかったような人間に、いきなり70万ですよ。
ダメですよね、調子乗りますよね、ゼッタイ。そんなできた人間じゃないですから。
お金の使い方なんてよくわからないですから、ポールスミスのパジャマ買ったり、ギャンブルしまくったり、家からだいぶ遠い街のスナック?みたいなところにボトルキープしたり。
何してんねんって感じですよね。
使い方の知らないおこちゃまの70万円はすぐに底をつきました。まぁ、ただ勤務体系は徐々にましになっていきます。
そのタイミングで、運営会社が変わり、タイムカードなど導入され、勤務時間がちゃんと管理されるようになっていきます。(とはいっても、今でも、管理する側の管理職の方は大変ですよ?・・・。)
ホテルバーテンダー全国大会出場、そして出世の道が、、、
当時、バーがあるフロアで働いていて、人が足りないということで、バーテンダーの仕事もさせてもらいました。
社長や会長と呼ばれるような方々を、月8千円しか使えない男が接客するんです。もう、場違いです。
話す内容も、パチンコの激熱大当たり演出の話なんかしないですよ。株とか政治のこととか話すわけです。よくわかりませんでした。
ある時は、「日本の死刑制度についてどう思う?」って真剣に聞かれたんです。
内心はね、内心はですよ、「知らんがなー!!」でした。だけど、向こうも真剣なんで、真剣に答えました。
そしたら、たぶん、「あっ、こいつ全然わかってないな。」って思われて、すぐ違う話になりました。
それでも、先輩に色々教えてもらいました。ホテルバーテンダー協会というものがあって、お酒のメーカーさんが主催する、カクテルの大会とかあるんですけど、勢い余って出場しました。
そしたら、なんと、予選突破!全国大会出場の権利を得ました!

あつし
わ~~~!
嬉しかったですね~、高校受験も失敗して、就職活動もだいたい失敗していますから、こういった順位を付けられる大会は、負け癖がついていました。
だけど挽回できました。当時の写真、見ます?ちょっと隠しますが、、、

表彰状を持っている、右が僕です。左が教えてくれていた先輩です。
この辺の時期も、舞い上がってましたね(=調子にのっていた)。
言わずもがな、全国大会では、ダントツのビリです。
詳しい結果は、隠しました。誰にも見られないように、恥ずかしすぎるので。
カクテルはこんな感じです。キレイでしょ。沢山並ぶと余計に華があります。

でも、規定の量よりも大量に作りすぎてしまって、ドバドバドバドバーーーーー!!!ってカクテル出てきて。(笑)もう、失格に近いですね。
そんな、 会社の仕事しか能のない人間には、会社からの恩恵はあったようです。出世という道を示してくれました。 最年少マネージャーというおまけつきで。
でもね、、、やつがきました。そう、コロナです。。。
第4話へ続く。

10年以上ホテルマンとして勤務していた僕が、ホテルの勤務体系への”不満”や将来への”不安”を感じ副業に挑戦。
最初は、プログラミングや動画編集にも挑戦したが、失敗。稼げたお金は「0円」。
だけど、そもそも人から仕事をもらっている延長線では、本質的に何も変わらないことに気づく。たまたま知人が経営者向けのセミナー動画を紹介してくれ、ビジネスの勉強を始める。
月260時間勤務の中でも時間を見つけて必死に基本、基礎を学び、そして実践として物販に取り組み、専門のコンサルタントに教えてもらい、月10万を連続して達成することに成功。
稼げたことで感じたことは、精神的にすごく楽になったということ。ホテルマン以外でも、お金を稼げているという事実が、選択肢を広めています。
多忙なホテルマンの仕事をしながら、月10万を連続して稼いだ方法や具体的なルーティンなどを書いていますので、下の画像をクリックしてぜひご覧ください↓
